生活習慣、ストレスが大きな要因になっている事があります。

ホルモンバランスの気になるお話

ホルモンバランスは環境で変化します。

HOME » ホルモンバランスを改善しよう! » 薬でホルモンバランス調整は危険?

薬でホルモンバランス調整は危険?

女性ホルモンのはたらきを利用した薬

ピル(経口避妊薬)は、女性の卵巣でつくられるホルモン「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つが主成分。これら女性ホルモンの作用を利用して、妊娠を防ぐ薬です。 女性ホルモンは、脳の司令を受けて卵巣から一定のリズムで分泌されます。ところが、ピルを服用して体外から女性ホルモンを取り入れると、脳がすでに必要なホルモンが分泌されているものと勘違いして、卵巣にホルモン分泌の指令を出さなくなります。すると、卵巣は“うたた寝”をした状態に…。このため排卵が起こらなくなり、妊娠しないというわけです。
(1)排卵を抑制
卵巣がうたた寝状態になると、卵胞が発育せず、排卵が抑えられます。 (2)子宮内膜の増殖を抑制
通常は、月経周期とともに、受精卵が着床しやすいように子宮内膜が増殖するのですが、ピルを飲んでいる間は内膜が厚くなりません。
(3)頸管粘液を変化させる
子宮頸管から分泌される粘液が濃くなり、子宮の入口がせまくなります。
中・高用量ピル と 低用量ピル
日本では避妊目的でのピルが認可されていませんでした。そのため、月経不順や無月経など、月経トラブルの治療薬として使われている「中・高用量ピル」を、必要に応じて避妊用に転用していたのです。
中・高用量ピルは、含まれているホルモン量が多く、気分が悪くなったり、むくみなどの不快な症状の副作用が多く見られます。
一方、「低用量ピル」は、避妊だけを目的に開発された薬で、避妊効果を維持しながらホルモン量をぎりぎりまで少なくしたものです。
ピルは、含まれる卵胞ホルモンの含有量が50マイクログラムを越えるものを「高用量ピル」、50マイクログラムのものを「中用量ピル」、50マイクログラム未満のものを「低用量ピル」といいます。

ピルには、次のようなメリット、デメリットがあります。

(1)月経に関連した副効用
●月経困難症(月経痛)の軽減
●月経血量の減少による貧血の改善
●月経不順の改善
●子宮内膜症の予防と改善
ピルを飲むと、子宮内膜があまり厚くならないうちに月経が起こるので、出血量が減り、子宮収縮も抑えられて月経痛が軽くなります。子宮内膜症になりにくくなるという報告もあり、すでに子宮内膜症にかかっている場合は、進行をくいとめられる可能性もあります。
また、月経の周期が規則正しく28日周期になるので、月経不順への治療効果があります。月経の予定が立ち、旅行や試験などに便利です。1カ月以上前から調整すれば、月経の日をずらすこともできます。

(2)ホルモンバランスの改善による副効用
●月経前症状(PMS)の軽減
●にきび、多毛などの改善
●更年期症状、骨粗鬆症の予防
月経前症状(PMS)の症状が強い人は、ピルを服用すると排卵前後のホルモンの変動がなくなるため、これらの症状が軽減されます。また、ピルには、男性ホルモンの作用を抑えてニキビや多毛症を減らす効果や、ホルモン状態を安定させて更年期症状や骨粗鬆症を予防する効果もあります。

(3)排卵を抑えることによる副効用
●卵巣がんの予防
●卵巣嚢腫の減少
●子宮外妊娠の減少
排卵による卵巣の損傷が減るので、卵巣がんや卵巣嚢腫などにかかるリスクが低下します。

(4)長期服用による副効用
●乳房良性疾患の予防
●骨盤内感染症の予防
●子宮体がんの予防
ピルに含まれる黄体ホルモンが子宮内膜を保護するので、子宮体がんにかかるリスクが低下します。また、子宮頸管粘液が変化して、精子だけでなく細菌やウイルスの子宮への進入を防ぐため、卵管炎や骨盤内感染症など不妊の原因になる病気にかかりにくくなり、不妊の予防につながります。

「つわり」に似た副作用があることも
ピルを飲み始めると、最初の2~3日、吐き気やむかつき、頭痛、むくみ、乳房の痛みなど、妊娠初期に似た症状が起こることがあります。
これは、からだが慣れるまでの一時的なもので、次第になくなっていきます。少量の不正出血が起こることもありますが、たいていは4~5日でおさまり、長い人でも2~3サイクル飲むと症状はなくなります。これらの症状ががまんできないときは、ピルの種類を変えるとラクになることがあるので、医師に相談してみましょう。

低用量ピルの基礎知識

医師の処方が必要な薬です
ピルは、市販の家庭薬のように薬局で買うことはできません。婦人科または内科を受診し、必要な検診を受けたうえで処方してもらう薬です。健康な女性が、避妊目的の低用量ピルを服用する場合は、問診と血圧測定が基本となります。問診では、今までにかかった病気、喫煙習慣、月経の状態、家族の病歴などを問診表に記入します。病院によっては、上記以外に、必要に応じて内診、乳房検診、検尿、血液検査、肝機能検査、性感染症検査などを行うところもあります。これらの検査は、健康管理上は大切なことですが、受けなければピルが処方されないというものではありません。ピルには健康保険が適用されないため、すべて自費負担になります。薬代の目安は、1カ月3000円前後。診察・検査費用は、受ける検査項目や医療機関によってかなり異なりますが、職場などの健康診断のデータを持参すると、不必要な検査を省略でき、費用を節約できることもあります。
低用量ピルの種類と服用のしかた
ピルはきちんと服用すれば、ほぼ100%避妊することができ、妊娠したくなったら服用をやめればいいという、安全で確実な避妊法です。低用量ピルは、避妊効果が出るぎりぎりのところまでホルモン量を少なく抑えてあるので、毎日1錠ずつ、忘れずに飲まなければなりません。低用量ピルには、すべての錠剤に同じホルモン量が入っている「一相性ピル」と、女性のからだのリズムに合わせてホルモン量を段階的に調整した「段階型ピル」の2種類があります。さらに「段階型ピル」には、ホルモン量を2段階に調節した「二相性ピル」と、3段階に調節した「三相性ピル」があります。

こんな人は、ピルが服用できません
ピルには、血液がかたまりやすくなるという特性があります。そのため、血栓症のリスクが高くなる可能性のある人は、服用することができません。また、ピルは女性ホルモンが主成分の薬です。女性ホルモンに由来する、乳がんなどの既往症がある人も、服用することができません。ピルが、妊娠・出産そのものに影響することはありませんが、妊娠中、出産直後は血栓症のリスクが高い時期なので使えません。授乳中も、母乳の分泌が悪くなるので服用は避けたほうがよいでしょう。
ピルが服用できない人
●高血圧の人
●35歳以上で1日に15本以上タバコを吸う人
●静脈血栓症などの病気にかかったことがある人
●ひどい偏頭痛の人
●乳がん、子宮体がんの疑いがあったり、かかっている人
●妊娠中、出産後6週間以内、授乳中の人
●その他、重い持病のある人

 
コンテンツ一覧
 
ページの先頭へ
HOME » ホルモンバランスを改善しよう! » 薬でホルモンバランス調整は危険?
HOMEホルモンバランスとはホルモンバランスを改善しよう!ホルモンバランスを崩すとちょっと難しいお話
copyright c ホルモンバランスの気になるお話 All Rights Reserved.