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ホルモンバランスの気になるお話

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妊娠によるホルモンバランスの乱れ

つわりなどの妊娠中の不快な症状はホルモン量の変化

妊娠初期にはエストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されますが、これも胎盤が分泌する主要なホルモンであるヒト絨毛性ゴナドトロピンが卵巣を刺激し、これらのホルモンの持続的な分泌を促すからです。妊娠9〜10週以降は、胎盤自体も多量のエストロゲンとプロゲステロンを分泌するようになります。エストロゲンとプロゲステロンは妊娠を維持するために必要なホルモンです。
妊娠中のホルモン量の変化は、体内での糖の代謝にも影響を及ぼします。血糖値(血液中のブドウ糖濃度)は妊娠初期にはわずかに減少することがあります。しかし妊娠の後半になると上昇することがあり、この場合は血糖値をコントロールするためのインスリンの必要量が高まり、膵臓(すいぞう)からの分泌量が増えます。その結果、もともと糖尿病がある人は妊娠中に悪化しやすい傾向があり、妊娠中に新たに糖尿病になる人もいます

妊娠によって女性の体にはさまざまな変化が生じますが、そのほとんどは出産後に消失します。

◆ つわり
妊娠中の吐き気や嘔吐は「つわり」と呼ばれ、よくみられる症状です。朝起きたときなど空腹時に出やすい傾向があります。つわりは、妊娠の維持に不可欠な2種類のホルモン、エストロゲンとヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)が多量に分泌されていることが原因とみられています。食べるものや食事のパターンを変えると吐き気や嘔吐が軽減することがあります。

◆ 母乳
乳房ではホルモン(主にエストロゲン)の作用により、母乳を出す準備が始まります。母乳をつくり出す乳腺の数が増えるため乳房が大きくなり、母乳が出るようになります。乳房は硬くなったり、圧痛が生じたりします。

◆ 便秘・下痢
妊娠中は便秘になりがちな一方、ホルモンの変化や自律神経の不調で下痢を起こす場合もあります。

◆ おりもの・外陰部のかゆみ
妊娠するとホルモンの関係で「おりもの」が増えます。このおりものは、白色かクリーム色で、悪臭はありません。おりものが増えると、外陰部がかぶれやすくなりますので、清潔を心がけましょう。

◆ 微熱
妊娠初期には37度2~3分の微熱が続きます。これは黄体ホルモンの作用によるものですから心配はありません。妊娠中期にはいると基礎体温も定温相に戻って、微熱も解消するようです。

◆ 頭痛
精神的な原因から起こることが多いようですが、妊娠初期は急激なホルモン分泌の変化に体調をくずしやすいので、それに伴って精神状態も不安定になります。また、肩こりや眼精疲労が頭痛の原因となっていることもあります。その他「鼻炎」や「鼻づまり」も頭痛につながります。

◆ めまい・立ちくらみ
妊娠中は、めまいや立ちくらみを感じる事が多いようです。妊娠が進むとホルモンの関係で血管の緊張が緩んで、血管運動神経の働きが鈍くなると考えられます。あるいは貧血のせいかもしれません。また妊娠中期には血圧が低下する傾向があるので、それも一因となるはずです。さらに、妊娠するとインシュリンの分泌が増加するので、普段に比べて空腹時の血糖値が低下する傾向にあります。そのため低血糖の状態になって、めまいを起こすこともあります。妊娠後半期には、女性ホルモンや胎盤から分泌されるホルモンが増えて、インシュリンの作用に拮抗するため、血糖値はむしろ上がりやすくなります。

◆ 過呼吸
妊娠中はホルモンのプロゲステロンが増加し、血液中の二酸化炭素濃度を下げるように脳に信号を送ります。その結果、妊婦の呼吸は速く深くなり、より多くの二酸化炭素を吐き出そうとします。

◆ 鼻血・歯茎からの出血・皮下出血
妊娠中は、ホルモンの影響で、普段より出血しやすくなっています。そのため、ちょっとぶつけただけで皮下出血してアザができたり、鼻血や歯茎からの出血も起こりやすくなったりします。

◆ 皮膚の色素沈着
妊娠すると皮膚にメラニン色素が沈着します。黒皮症といって特に乳首や乳輪、下腹部正中線や外陰部などに目立ってきます。さらに妊娠が進んでくると、顔の額や頬、目の回り、口の周りにもシミやそばかすのような色素が沈着してきます(妊娠性雀班)。こうした色素の沈着は、出産後には徐々に消えてきます。乳輪の周りの色素が沈着すると乳輪が大きく広がったようになりますが、これも元に戻るはずです。このような皮膚の変化は、胎盤から分泌されるホルモンがメラニン細胞(茶褐色のメラニン色素をつくる細胞)を刺激するために起こると考えられています。※ピンク色の引きつれたような線(妊娠線)が腹部にできることもあります。これは子宮の急激な成長と副腎からのホルモン分泌の増加によるものと考えられています。

誰にでもあるマタニティーブルー

体内に新しい生命が宿り、はじめて母性本能に目覚めるこの時期は、一見、うつ病とは無関係であると思われがちです。ところが、妊娠~出産という女性にとっての 「一大イベント」 が、うつ病の引き金となるケースは少なくありません。

女性が妊娠中に 「うつ気分」 におちいりやすい理由には、いくつかの原因が考えられます。

① 女性ホルモン分泌バランスが妊娠前とは激変する

② 妊娠初期に、つわりなどの体に異常事態が頻繁に生じる

③ 出産に対する捉えどころのない不安が生じる

① と ② は、妊娠した女性によくみられる生理的な現象ですが、とくに① の変化は体内で起こるものなので本人には分かりません。これに ③ の心理的な要素が加わり、自分でも原因の分からない焦りや不眠、食欲の減退、頭痛や疲労感などの症状が出ます。
このような妊娠から出産期にみられる特有の現象のことを 「マタニティーブルー」 と言います。ほとんどは一時的なものですが、出産を体験した女性の半数以上にみられるとされています。初めての出産の場合、特に月経前不快気分障害や月経前症候群などを経験した人、やや神経質なタイプの女性に起こりやすいことも指摘されています。
この マタニティーブルー は一過性のごく軽いうつ病状態です。「理由もなく涙もろくなった…」こんな気分におちいったときは、マタニティーブルー なのだと理解してください。また、落胆、思考力の減退、疲労感など情緒の不安点感をともなうこともあります。なお、多くの場合、このようなうつ状態は1~2週間程度でおさまります。

気をつけたい 「産後うつ」
出産後は妊娠中に増加していた女性ホルモンの分泌が急速に低下しますので、再び体内でのホルモンバランスが崩れ、心身が不安定な状態におかれます。出産後にもまだマタニティーブルーが続いたり、不安感やイライラ感が強かったり、突然激しい動悸や息苦しさが現れたり、あるいは赤ちゃんへの興味が湧かない、などの異常がある場合は 「産後うつ」 と呼ばれます。
「産後うつ」 は、出産後2週間以内に発病することが多いとされており、放置したままだと本人の気分の落ち込みだけでなく、その後の子育てに悪影響を及ぼしたり、家族内でのトラブルを生じたりする原因にもなります。

 
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